インビザラインの治療期間
矯正治療を行うにあたって、治療期間は気になるポイントの1つです。個人差があるものですが、目安となる情報をご紹介いたします。
インビザラインで行う出っ歯の治療期間は?
1つの目安として、出っ歯であれば2~3年で治療が終了することがほとんどです。
軽度の場合であれば、1年ほどで終えられることもあります。
治療を開始する前におおよその期間をお伝えできますので、まずは一度、当院にご相談ください。
1か月で何ミリ動く?
インビザラインは、1~2週間使用する1枚あたりでは、約0.25ミリ、歯を動かす設計となっています。
そのため、1カ月でいうと0.5~1ミリ、歯を動かすことができます。
治療の流れ
【初回】相談・カウンセリング
当院では、初回の相談・カウンセリングを無料で行っております。
インビザラインとはどんな装置なのか、ご自身の歯並びは治せるのか、費用・期間など、気になったことは何でもお尋ねください。
【翌日~2週間後】検査・診断
カウンセリングの翌日以降で虫歯や歯周病の検査、レントゲン検査などを行います。
約1~2週間後に、検査結果をもとに診断結果をお伝えします。
【約3週間後】クリンチェック
インビザラインによって歯がどのように動いていき、歯列が代わっていくのかを3D画像でご覧いただきます。
患者様の治療への理解がより深まると同時に、モチベーションのアップにも役立ちます。クリンチェックを含めた治療計画にご同意いただけましたら、インビザラインを発注します。
【約3週間後】マウスピース装着開始
患者様のインビザラインが当院に到着したら、ご来院いただきます。
院内で着脱の練習をして、使用方法・注意事項の説明を受ければ、その日から治療を開始できます。
【4~6週間に1度】定期チェック
歯並びの状態、虫歯・歯周病のチェック、クリーニングなどのため、4~6週間に1度、ご来院いただきます。このときに、新しいステップのマウスピースを複数個、お渡しします。
もちろん、それ以外のタイミングでも、気になることがあればお気軽にご相談ください。
【治療後】保定
目標の歯並びになれば、治療は終了です。
ただ、治療後しばらく歯が後戻り(元の位置に戻ること)を起こしやすいため、リテーナー(保定装置)という装置を装着します。保定期間は一般に、最低でも治療に要した期間と同じくらい必要と言われています。
マウスピースを交換する時期は?
インビザラインは、1~2週間ごとに新しいステップのマウスピースへと交換していきます。
1~2週間と幅があるのは、患者様によって歯が動くスピードが異なるためです。若い方は、比較的早く歯が動きます。
また、複雑な歯の動きが必要な場合などには、歯が動くのに時間がかかり、1枚のマウスピースの使用期間が長くなることがあります。
いずれにせよ、患者様お一人おひとり、またそのステップごとに、適切な交換のタイミングをお伝えいたしますので、ご安心ください。
インビザラインが届くまでの期間はどれくらいかかる?
クリンチェックを行い、治療計画にご同意いただきましたら、患者様のインビザラインの発注を行います。その後、2週間程度で、できあがったインビザラインが当院に到着します。
患者様にご来院いただければ、いつでも治療を開始することができます。
インビザラインの期間が長引く?!治療を早く終わらせるポイント
マウスピースの装着時間・ルールを守る
インビザラインによる適切な矯正効果を得るためには、1日20時間以上の装着時間が必須です。さらに理想を言えば、1日22時間の装着によって、より確かな効果が期待できます。
1日20時間以上という装着時間を守れない場合には、目標とした歯並びにならなかったり、治療が長引いたりする可能性が高くなります。
マウスピースを捨てたり紛失したりしない
マウスピースを紛失しても、保存されているデータから再度同じものを作製できます。しかし、作製したものが患者様の手元に届くまでやはり時間を要することから、治療期間が長くなってしまう可能性は高くなります。
着脱が可能で透明であるために、置き忘れてしまったり、気づかずに捨ててしまったりするケースがありますので、注意しましょう。
虫歯や歯周病にならないようケアする
インビザラインは、食事・歯磨きの際には取り外す装置です。そのため、ワイヤー矯正のように、食べ物が装置に詰まる、歯を磨くのが大変ということはありません。
それでもやはり、歯列矯正の開始前と比べると、汚れが溜まりやすい環境になります。虫歯や歯周病になると、その治療のためにインビザラインによる歯列矯正を中断する必要があります。
丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なクリーニングで、虫歯・歯周病を防ぎましょう。